腸骨はカラダのものさし
「腸骨」は「寛骨」を、ひいては「骨盤」を作るパーツとしてはたらいています。
しかしそれだけではありません。
実は「カラダのものさし」としてとっても便利なホネなのです。
主にお医者さんや治療者に使われていますが、知っておくとイガイに便利です。
横隔膜から股関節までを「腹部」と言いますが、医療に携わっている方は腹部を9つに区分しています。
こうすることで、カルテが書きやすくなるなど、病気やケガを客観的に伝えることができるのです。
その時に使われているのが左右の「腸骨」にある「上前腸骨棘(きょく)」を結んだ線です。
また、「上前腸骨棘(きょく)」は「骨盤矯正」にも関わりがあり、これが水平でないと「骨盤」のゆがみを疑うこともできます。
他に、虫垂炎の診断にも「上前腸骨棘」が使われます。
虫垂炎は押したらスゴク痛いですが、場所は決まっています。
それが「マックバーネ点」「ランツ点」「ムンロー点」です。
全て「上前腸骨棘」から探し当てる「点」となっています。
背部にまわっても「腸骨」は重宝されます。
背骨は上から何番目かを探すのはとてもめんどくさい上に分かりにくいものです。
しかし「腸骨」の左右の最高点を結ぶと(ヤコビー線)、「第4腰椎」の高さになるのです。
また、腰椎については「骨盤矯正」に深い関わりがあるので、別の項で説明します。


